
目が覚めると汗でパジャマがぐっしょり。気になる寝汗・ひどい夜間汗の原因は?改善のための対処方法をご紹介します
昼間は汗をあまりかかないのに、寝汗がひどくて。目が覚めるとパジャマがぐっしょり。『臭いは大丈夫だろうか』睡眠中は誰でも汗をかきますが、あまりに酷いと気になりますね。この様な症状に人知れず悩んでおられる方も多いかと思います。原因不明の状態は心に不安を覚えストレスとなったり、日常生活や仕事、そして未来に向けての重要な決断や行動にも影響が出てきますよね。今回は寝汗に悩まれる方向けにその原因と日常でできる対処方法を中医学の観点からご紹介していきます。一度きりの人生、体調を整えあなたのパフォーマンスを最大限に引き出していきましょう。

気になる寝汗・ひどい夜間汗の原因
では、どうしてひどい寝汗をかくのでしょうか?
今回は医療機関での検査に異常がない場合の寝汗について、中医学体質の観点からご紹介します。
からだの潤いが不足する『陰虚』と呼ばれる体質が原因
体の潤いが不足しがちな体質があります。この潤いを『陰液』と呼び、からだの器官、組織を滋養し、潤す働きをしています。この『陰液』が慢性的に不足し体を潤す事ができず、陽気を制する事ができない方を『陰虚体質』と呼びます。このタイプの方は体型が痩せている、あるいは痩せ気味、頬が赤い、口腔乾燥、舌が赤い、舌表面にヒビがあるなどの特徴があり、先天的な体質、また更年期にも起きやすい体質です。寝汗はこの『陰虚体質』が原因である場合が多く下記をぜひ参考になさってみて下さい。
陰液の概念
中医学では『陰液』はからだの器官、組織を滋養し、潤す働きをしています。生命を維持するのに欠かせない基本物資の一つです。『気が陽』であるのに対し『陰液は陰』と捉えます。中医学では血液検査でわかる結果は全て『陰』に属すと考えます。
陰液不足になる原因
ではなぜ陰液不足の体質なるのでしょうか?原因と考えられる項目をあげていきます。
- 先天的な陰液不足体質、例えば痩せている
- 熱がある疾病による陰液の消耗
- 精神的なストレスによる陰液の消耗
- 過度な性生活による陰液(腎精)の消耗
- 高麗人参などの漢方を飲み過ぎる
- 強壮剤を飲み過ぎる
- 慢性失血性疾患
- 慢性多汗症、失精液、帯下が多い
- タバコや刺激性の強い飲食の食べ過ぎ
- 慢性病、老化など
ひどい寝汗体質の養生方法
では、寝汗を改善する為には日頃どんな事に気をつけたら良いでしょうか?
不足している陰液を補う
陰液が不足している状態には、陰液を補う食生活を心がけます。食材は平性から涼性が良いでしょう。陰液を補う代表的な食材は、枸杞の実、百合根、桑の実、牡蠣、ホタテ、バナナ、鴨肉などです。
原因となる生活の改善
陰液不足の原因となる生活習慣を変える様意識します。生活習慣は1日直したところで改善とまでいきませんが、体質を作る大きな要因です。
日中の過剰な発汗に注意する
過度の運動や長風呂、サウナ、ホットヨガは陰液を消耗するため、症状が気になるときは程々にします。また失った陰液は必ずその場で補うよう心がけて下さい
睡眠をしっかりとる
陰液不足を防ぐためには睡眠も重要です。陰液は夜作られます。睡眠をしっかりととることによって、必要な陰液を蓄えることができます。睡眠の時間は夜10時頃がお勧めですが、中々難しい場合、少なくとも0時前には眠る様にしましょう。0時を過ぎると、陰液の消耗が進み症状が悪化する可能性があるため入眠時間には注意しておいた方がよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?『陰液不足』と呼ばれる体質の悪化を防ぐためには、原因に気づき日頃の生活習慣を改善することが重要です。しかし現実の生活では様々な要因が関わっているため、どのように改善したらいいのか分からないという方も多いでしょう。そのような方におすすめなのがTOHOBIJINの東洋医学体質診断です。東洋医学や薬膳の知識を用いて、あなたの健康な体を作るための知識やマインドを学ぶことができ、不安解消や情報の整理につながります。より効率よく生活習慣を変えて心身を良い状態にすることができますので、不調が気になる方はぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
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ライフヘルスケアコンサルタント /薬剤師・国際中医師 小林五月子
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