原因不明の体調不良は不定愁訴かも?よく起こる症状とその対処方法
突然、体に不調を感じて病院に行ったものの、何も原因が見つからなかったという経験をしたことはありませんか?大きな病気でないのであれば問題ないと感じて放っておくという方も多くいるようですが、この状態は不定愁訴かもしれません。その上、そのままにしておけば常に体調不良を感じながら生活をしなければいけません。そこでここからは、原因不明の体調不良でよく起こる症状とその対処方法について具体的にご紹介していきます。
不定愁訴とは?
不定愁訴とは、普段はなかなか聞かない言葉ですが、原因がはっきりしないけれども体調がすぐれない状態のことを指します。このような状態で病院に行っても、特に異常は分からないのでどのように対処していいのか分からないという方が多いことでしょう。実はこのような症状を感じている方は多数おり、成人の中では20~30%は不定愁訴を持っているという報告もあります。
不定愁訴でよく起こる症状
不定愁訴で発症する症状は人によって異なります。その上、症状が出る期間や頻度も全く違います。そこでここからは、主な症状についてご紹介していきます。もしもこのような症状が日常で出ているのであれば、不定愁訴である可能性を考えた方がよいでしょう。
肩こり
肩こりはデスクワークをする方にとってつきものだと考えている方もいるでしょう。肩こりは首の筋肉を酷使したり、むち打ちなどの外傷によって起こるとされており、肩がこると首にある神経や血管に悪い影響を及ぼすと言われています。そのため、肩こりによって頭痛やめまい、うつなどの症状が発症することも多くあります。
頭痛
気圧の変化や環境の変化が起こると、すぐに頭痛が出るという方もいます。特に女性は頭痛を発症する方が多いようです。このような症状も不定愁訴の1種です。しかし、頭痛の場合は大きな病気の原因になる可能性もあります。そのため、ただの頭痛と思わずに一度病院に行ってみることが重要です。何も原因が見あたらない限りは、不定愁訴を疑うようにしましょう。
めまい
めまいも頭痛と同様に不定愁訴で起こり得る症状ではありますが、病気の症状であることも多いです。そのため、安易に考えることなく一度病院に行った方がよいでしょう。
むくみ
ちょっとしたことから、むくみを発症することは多くあるでしょう。特に女性の場合はむくみやすく、悩んでいる方も多いでしょう。このような症状も不定愁訴である可能性が高いです。自分の普段の生活が問題であるかもしれないので、習慣を変更することが重要でしょう。
落ち込む
特に何も起こっていないのに、なぜか感情が落ち込んでしまうという経験をしたことは多いのではないでしょうか?そのようなことが起こる要因の1つが不定愁訴です。不定愁訴を放っておくと、うつ状態になってしまう可能性もあります。そのため、早めに改善することが大切です。
不眠
不眠にはさまざまな種類があります。なかなか入眠できないということもあれば、起きれないという方もいます。このような症状も不定愁訴の1つです。なかなか寝られなかったり、寝ても疲れがとれないということがあれば、自分の生活習慣に問題がある可能性が高いです。
不定愁訴が発生する原因
不定愁訴の原因の多くは、自律神経が乱れることだと言われています。自律神経はさまざまな要因が重なり合い、乱れてしまうことがあります。そのため、自分の生活や体質に原因がないか探ってみることが重要です。
ストレス
多くの方が不定愁訴を発症する主な原因がストレスです。ストレスがかかると、自律神経がうまく働かなくなってしまうことが多いため、心身にさまざまな症状が起きてしまうことがあるようです。ストレスは精神的なものだけではなく、肉体的なものもあります。普段の生活や人間関係ではもちろんですが、環境の変化や気圧の変化でもストレスがかかることがあります。体質によってもストレスを感じやすい方や体に症状が出やすい方もいるため、自分がどのようなタイプなのか理解しておく必要があるでしょう。自分に自覚がなくてもそのような状態となる可能性はあるため、十分に注意しておくことが重要です。
不規則な生活リズム
仕事が忙しい方や寝る時間がないという方の場合、生活リズムが崩れてしまうことがあります。そのような状態になると、交感神経と副交感神経の入れ替わりがスムーズにできなくなってしまい、自律神経の乱れによる不調が出てきてしまいます。仕事が忙しい方や夜勤業務が多くて昼夜逆転してしまうという方はどうしようもない問題もあると思いますが、食生活や生活習慣に気を付けて、不定愁訴が起こらないように注意しておく必要があります。
体質的に自律神経が乱れやすい
人によって体質が異なり、それによって自律神経が乱れやすい方もいます。そのような方の場合、自分の生活リズムを整えたりストレスにしっかりと対処していたとしても、自律神経が乱れて体調を崩してしまうこともあります。そのため、自分の体質がそうだと感じた場合には、普段から気を付けておく必要があるでしょう。
女性ホルモンのバランスの乱れ
女性の場合、ホルモンバランスの乱れによってさまざまな体調不良が起こる可能性があります。そのため、自分の女性器の不調に関しても注意しておく必要があります。大病が原因となっている可能性もあるので、定期的に婦人科を受診して何か不調がないか確認しておくことが重要です。
まとめ
いかがでしたか?体調不良を感じて病院にいっても、なぜかその原因が分からないというケースは多くあるでしょう。そのような場合は、不定愁訴である可能性が高いです。ストレスや環境の変化によって自律神経が乱れて体にも心にも不調が出てしまうということは多くありますので、注意しておく必要があるでしょう。もしも自分の体に不調が出たのにも関わらず、何も原因がないのであれば、自分の生活習慣をしっかりと見直すことが重要です。ただ、自分で改善するのは難しいので、体調不良を治したいという方はセルフケアシステムのの講座を受講して自分に必要なことを学んでみてはいかがでしょうか?
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